大河道 雷刃の雑想録

「評論家の言うことを信じてはいけない。何故なら評論家が讃えられて彫像が作られた事など一度もないのだから」 ジャン・シベリウス(作曲家)

太陽にほえろ!・スコッチ助演編

CSでの「太陽にほえろ!」の放送が途切れてしまったので、ヤフオ○で時折ビデオを落札して楽しんでます。最近入手した三本の内偶然にもスコッチ刑事(沖雅也さん)が最初に在籍した時期の4話が。スコッチ主役回は録画していたのにその他の回は何故か録画していない痛恨のミスをしていたのもあって運が良かったのか。以下は自分なりの簡単な各話あらすじ。

219話「誘拐」は誘拐事件で誘拐された大学生の兄が養子と知り、山さんがその関係者として浮上した弟へのコンプレックスを抱えた兄の心を開かせわだかまりを解くものの同じく養子を持つ親として将来を思う心に一片の影が差す。

223話「あせり」はタイトル通り在職一年目を迎えたボンに捜査一課が所謂七曲署在職1年目のジンクス(殉職)に心中で「あせり」、ボンも事件解決に「あせり」を感じる。それを見てボンに決して無茶をしないよう諌めていた殿下だったが...

234話「おさな子」は山さんの義母が隆を預かりたいと上京して来る。その最中に謎の殺し屋に山さんが狙われる。一方隆が突然高熱を出し入院してしまう。はたして事件を追いながらも刑事と父親のはざまで山さんが出した決断は。

239話「挑発」は殿下が数年前に逮捕し裁判で有罪にした長尾が出所して殿下を訪ね、仕事が見つかるまでしばらく世話になりたいと申し出る。殿下は快く迎えるが心中で恨む長尾は傍若無人な振舞いを始め、殿下を精神的に追い込んでいく。

と、4話ほど雑にあらすじを。初期のスコッチはコルトローマン2インチをカップ&ソーサーのスタイルで撃っていますね。もうこの撃ち方はあまり見ないかも。西部警察の源田刑事(苅谷俊介さん)もこのスタイルでした。今の構え方はやはりアイソセレスが一般的なのでしょうか?「ダイ・ハード」や「リーサルウエポン」が人気だった頃はウィーバースタンスでの構えをよく見ましたが、なんだかアメリカのシューティングレンジで今これをやると笑われる、とネットの書き込みで見た覚えがあります。まあカッコよけりゃあ良いじゃないですか。「太陽にほえろ」は色んな事情で刑事ドラマが推理一辺倒にならざるを得ない当世だと魅力がさらに映えるような気がしますね。だから決して「昔の作品は最高!それに比べて今はつまらん!」みたいな気持ちは個人としてあまり無いです。ものづくりや価値観は常に時代と共に変わっていく物でしょうから、面白い物は今も昔も面白いと思うのです。現在の否定は過去の否定にも繋がるとも思います。本日、ここまで。

 

 

 


https://youtu.be/shq9ChRh59E