大河道 雷刃の雑想録

「評論家の言うことを信じてはいけない。何故なら評論家が讃えられて彫像が作られた事など一度もないのだから」 ジャン・シベリウス(作曲家)

秋風に遠き日の追想を

前回の続き。主宰との出会いは駅裏のアニメショップ。向こうは社会人、まだこっちは学生。何度となく顔を合わせるうちに話に混じるようになりました。個人経営のアニメショップだったので店長と客同士の仲が良くクリスマスや年末に集まってささやかなパーティーもしました。しかし駅裏の開発でやむなく閉店、繋がりが途切れてしまいます。それから数年後同人イベントでばったり再会しイベントの協力を頼まれました。正直、この一回だけだろうと思っていました(笑)。それを何回か重ねたある日電話が。「すまない、イベントはもう出来なくなった。今まで手伝ってくれて感謝している。ありがとう」と一言。こっちは状況を飲み込めずただ「今までお疲れ様でした」と気の抜けた返答のみ。これで関係が切れた訳でなかったのですが、ある日メールで「またイベントをやろうと考えている。手伝ってくれるか?」とあったのでこちらも「勿論」と返答しました。再開した当初は人数が自分含めて三人、なんて時もありました。来客は女性が多いので男だとどうしても憚られる領域があります。そこからそれぞれの繋がりで入れ替わりがありながらもメンバーを増やして、続けてきたのですが...今浮かぶのは開催前日、いつも主宰と二人っきりで退出時間ギリギリまで準備をしている時のたわいもないアニメ、特撮、プロレスなどの話。いつの間にか来て準備して、撤収を見届けたら電車で帰るスタッフを乗せて早々に帰る姿。いた、と思ったらもういない。もうあのビルの9階に行くことはないだろうなぁ。主宰は戦隊シリーズの「超電子バイオマン」が好きだったので、この動画を張りました。


宮内タカユキ【バイオミック・ソルジャー】LIVE - YouTube