大河道 雷刃の雑想録

「評論家の言うことを信じてはいけない。何故なら評論家が讃えられて彫像が作られた事など一度もないのだから」 ジャン・シベリウス(作曲家)

忠臣蔵・垣見五郎兵衛と立花左近

そうか、今日は忠臣蔵の討ち入りの日か。この時期になると時代劇専門チャンネル東映チャンネルでは往年の各社オールスター出演忠臣蔵などを放映するので私の父などもうウハウハです。「やはり主役は知恵蔵・右太衛門、悪役ならば月形龍之介山形勲に限るが薄田研二も中々...」などと未だに語ります。

少し逸れましたが忠臣蔵といえば四十七士各々のドラマが一つに収束していくのが魅力。その中の所謂「大石東下り」で大石内蔵助が名乗る偽名「日野家御用人 垣見五郎兵衛」。私はこちらで覚えていましたが作品によっては「立花左近」だったりします。三波春夫の歌謡浪曲でも「立花左近」。正誤はともかくwikiで調べると垣見姓を名乗ったのは本当でもエピソードは後年の講談や映画による創作で歌舞伎の勧進帳がベースのようです。

それでも忠臣蔵は何度みても泣きます、いい年こいて。特に里見浩太朗主演の忠臣蔵は涙腺に来ます。「天野屋利兵衛は男でござる」が無いじゃないか!なんて声もありますが。最近は違った視点から描いた作品もあるようですが、忠臣蔵を全く知らない世代がいると言うのもこれもまた時代でしょうか...本日、ここまで。

(文中敬称略)


https://youtu.be/dIa8V5Wm7_g