大河道 雷刃の雑想録

「評論家の言うことを信じてはいけない。何故なら評論家が讃えられて彫像が作られた事など一度もないのだから」 ジャン・シベリウス(作曲家)

ペガサス前夜のタナカディティクティブ

はい、どうも。久々に状態確認でタナカのコルトディティクティブスペシャルを引っ張り出してみました。これは3rdジェネレーションをモデルアップしたものだとか。

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これは中古で箱なしマニュアルなしガス漏れありと中々の難物でしたが値段に惹かれてやや迷いながらも結局購入。持てれば良いのでガス漏れはスルー。
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話を聞くとグリップはオプションの木製グリップ。見た目もかなり年季が入っていたので思いきってお色直しを決行しました。
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やった事は

・各部パーティングラインの処理

・各ネジの頭、トリガー、ハンマー側面、ラッチ、正面のブッシングのブルーイング

・グリップにアマニ油の塗り込み

・本体をメタルブルーコートで塗装

でした。上の写真を見ると一本溝があり、そこに十円玉やドライバーで回して外すと聞きましたが…入らない。何とかドライバーを二本駆使して回しました。
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これにはシリンダーストップがなく、バレル部にバネを入れてフォーシングコーンでシリンダーを固定しています。さらに内部はほとんど各所のねじりバネを連携させた力で動く凄い設計。確か設計は六人部さんじゃなかったかな?
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これが両側面をブルーイングしたハンマー。跳ね馬マークと刻印はけがき針で彫り直しをしたあと白のクレヨンを塗り込んでいます。
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こちらはトリガー。こっちは全体を磨きました。ラッチの指が架かる部分の色が落ちているので後でリブルーか塗装が必要ですね。
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スイングアウト。カートにBB弾は前から入れて前方のゴムの部分で固定します。
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カートは外すとこんな感じ。弾頭と薬莢の色が違うのでリアルな感じ。カートも色落ちが酷かったので真鍮色で塗りました。
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やっぱり跳ね馬のマークは良いですね。なんでもこの後にペガサスの第一弾SAAが発売されたそうで、これが現時点での最期のタナカのカート式リボルバーになるようです。後でハイパー道楽さんの懐かしのトイガンを取り上げるコラムで取り上げられて、PDFで当時のマニュアルのデータがあったので随分助けられました。コンビニに行って即印刷したのは言うまでもありません。もし宜しければ下にリンクを貼って詳しい話を読むのも一興かも、ということで

本日、ここまで。

https://www.hyperdouraku.com/vintage/tw_detective/index.html