里見版大江戸捜査網のオープニング振り返り
- 音次郎、井坂、お蝶、お吉、御前
- 音次郎、井坂、お蝶、お紺、お吉、御前
- 音次郎、井坂、お紺、お吉、御前
- 音次郎、井坂、お竜、風、御前
- 音次郎、井坂、お竜、お銀、御前
- 音次郎、井坂、お竜、おりん、御前
はい、どうも。いきなりこの順番と名前の列は何だと聞かれたら大江戸捜査網の里見浩太朗主演シリーズ歴代メンバー一覧表です。里見浩太朗さんは恐らく歴代リーダー最長記録なのではないでしょうか?そこで手元に映像がある1〜5の時期の映像をベースに振り返って見ようかと思ったり次第です。
まずは1の時期。冒頭、歌舞伎の連獅子とメンバーのアップとトンボを切る忍者が交差したら…
五人並んでタイトルがドン!
まずはリーダー、新内流しの音次郎こと伝法寺隼人。
この刀を交差させるカットはこの時のOPのみ登場。
続いて最高のナンバー2、井坂十蔵。第一シリーズから最後までシリーズの顔として支えた功労者でしょう。この時は殺陣に時折長巻を使うことがありました。
そして前話「さらば珊次郎」でプレ登場したくれないお蝶。仕込み傘って中二心をくすぐりますよね(笑)。
第三シリーズ一話から登場した不知火お吉も顔付きが凛々しくなった印象。殺陣の衣装も黒一色のシックな物に。
そして渋い内藤の御前。第三シリーズの「逆転 隠密同心!」で、かって勘定奉行に任命された折に妻子を失った過去が語られます。
そして横並びでもう一度タイトル。
そして2の時期。サブテーマのイントロが流れる中、追手から逃げる音次郎。
音次郎が物陰に消えると変わって月代を剃った井坂が現れて視線を送ったむこうには…
お蝶が危険を感じて傘を開いて、
お吉が屋根から刀を投げると…
新参お紺のいるところに刺さり、戸を閉めれば…
御前が刀を納めて…
六人体制のオープニングの始まり!
音次郎の映像はほぼそのままでこの二人はシチュエーションがほぼ同じでも衣装や決めポーズが変わっています。
そして新メンバーいさり火お紺。山口さんは水戸黄門で里見さんの助さんとの夫婦役だった時期があったのでお互い役名を間違える事があったとか。
そして締めの横並び。そういえば六人が揃った回はなかったような気がしますね。
そしてお蝶が殉職してからのオープニングは燃える扇子の様な映像に…
様々なアングルから移される般若の面が被さります。
その般若の面を持った音次郎が駆け出すと…
物陰から今度は総髪の井坂が登場。
同じ衣装でも別映像と思われるお吉が刀を投げてからの…
お紺から御前の流れは同じですが、御前の着物と背景が掛軸から屏風に変わっています。
そしてタイトル!五人の並びだとなんだか絵的に映える気がしますね。
メンバー紹介で映像が変わったのがこの二人。旦那の凛々しい眼力とポニーテールをやめて衣装も派手になったお吉。
そして毎度同じく普段の姿で締め。このメンバーは結構長く続いた気がします。
そしてお吉とお紺が離れた後の新体制。音次郎が小柄を投げると…
他の三人も投げる!
壁に刺さった小柄を御前が手に取るとそこには隠密同心心得の条が書いてあり、それを広げれば…
タイトルがドン!
ここでは井坂の旦那の紹介の時が冒頭これまでの寺の境内から竹林での殺陣に変わり、御前も同じシチュエーションながら着流しが変わっています。
歴代の芸者隠密で任期が最長と思われる稲妻お竜。最初は稲妻「の」お竜でした。土田さんはレギュラー入りの前にゲストで出演されていた記憶が。
そして歴代の魚屋隠密の強さではこれまた任期の長かった流れ星おりんに負けないと思われる風ことお新。あまり劇中ではお新とは呼ばれなかった気がするなぁ。
そしてみんなが同じ向きで振り向いて締め。
本当は残りの6と7を語らなければいかんのですが、時代劇専門チャンネルが杉良太郎版第三シリーズ放映の折に続けて里見版を放送すると思って前に話数ゆえに低レートで録画したディスクの大半を処分してしまいましてね…風と次のはやぶさお銀は約半年での交代、最後はおりんなのでオープニングで変わるのはそこの部分の差し替えだけだったと思います。ああ、もう一回時専でやってくれないかなあ(涙)。
里見さんが京都で「長七郎天下ご免!」に出演のため(さらに同時に続けている助さん役で水戸黄門も)東京で撮影している大江戸捜査網を降板するとき、後任としてお願いしたのが当時訳あって干されていた松方弘樹さん。松方さんはその事を本当に感謝されていたとか。そんな後を継いだ松方さんのシリーズ終了までメンバー、作風が変わっても唯一変わらなかった物が二つ。黒沢良さんのナレーションと、
里見版から変わったこの忍者がトンボを切るアイキャッチ。万物流転とは言いますが、いつか里見編の大江戸捜査網の完全再放送を願って…
本日、ここまで。