大河道 雷刃の雑想録

「評論家の言うことを信じてはいけない。何故なら評論家が讃えられて彫像が作られた事など一度もないのだから」 ジャン・シベリウス(作曲家)

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

友人の個展

友人の個展に行ってきました。彼は秋田中を回り、その風景を絵画の形にしていきます。 知り合って10年以上経ちます。彼が真っ直ぐやって来た事が形になり、結果として確実に現れているのを感じ胸の奥が温かくなりました。 このご時世、お客様が入れ替わり立ち替わり…

影同心・怒りを背負って殺し節

必殺シリーズのパクリ作品と言われる「影同心」。個人的にはパクリと言われようが立派な別物と思ってます。必殺も仕置屋稼業でフォーマットが固まる少し前なので作る上で意識するにもまだ自由度が高い時期だったのでは、とも思います。個人的に好きなのが殺しで…

刑事くん・カッコいい生き方

「刑事くん」は基本拳銃を撃たない人間ドラマ。しかしこの「風船とライフル」は珍しく銃器がしっかり出てくるので思わず一筆。この回のゲストは岡山から空き巣や窃盗をしながら東京にやって来た謙作(火野正平)と美津子(山川レイカ)。 画面に映るのは十四年式自…

再放送希望時代劇「おらんだ左近秘剣帳」

「おらんだ左近」と言っても高橋英樹さんのとは違います。あちらは「おらんだ左近事件帖」でこちらは秘剣帳。1991年7~9月にテレビ東京で放送されて東映製作の1クールなのでほとんど覚えていないのもやむなしか。引っかかっているのは主演が小野寺昭さんっていう…

再放送希望時代劇「暁に斬る!」

関西テレビで1982~1983年に放送された北大路欣也さんの時代劇「暁に斬る!」がもう一度見たい。リアルタイムだと物心付くだいぶ前なので、見たのは20年前に地元の局での再放送の一度きり。CSやBSでもお目にかかれず10年以上の時間が。交差した刀にキャストが映る…

秋風に遠き日の追想を

前回の続き。主宰との出会いは駅裏のアニメショップ。向こうは社会人、まだこっちは学生。何度となく顔を合わせるうちに話に混じるようになりました。個人経営のアニメショップだったので店長と客同士の仲が良くクリスマスや年末に集まってささやかなパーティーも…

秋雨に過ぎ去った別れを

年に一、二回ほど、同人誌とコスプレのイベントを手伝っています。昨夜同じく手伝っている知人から連絡がありイベントの主宰が先月の末に世を去り、葬式も終えていたことを知りました。こういう時いい意味での薄い付き合いは裏目に出るもので、個人の家は知ってい…