壮烈の美学
はい、どうも。こちらのグリップ、一見ウッドグリップに見えますがひっくり返すと…
はいドン!重量を稼ぐための丸々金属のグリップでした。それにしても本物の木材にも見えるような緻密な塗装です。
今回はウエスタンアームズの「パラオードナンス ワイルドバンチ1911」のグリップをパックマイヤーのホワイトパールグリップに交換してみました。
ウエスタンアームズの1911は全体が他のメーカーより少し太いのでグリップの穴を拡げる加工が必須。リューターが壊れてしまったので、丸棒ヤスリでグリグリと削りながらフィッティングを繰り返してグリップスクリューを合わせて行きます。
ひたすら穴を拡げては合わせるの繰り返しで手元が削れたグリップの粉で白くなります。たかが1ミリ、されど1ミリですね。
実はこれ、購入時あちこち錆びていたり金属が腐食し始めていた個所が多数あったのでブルーイングに失敗して放置していたウエスタンのある銃とニコイチにしています。塗装やパーツの処理でどこを交換したのか解る人は解るかも。
サム・ペキンパー監督の「ワイルドバンチ」と言えばあの壮烈な銃撃戦ですよね。個人的には男の意地とその末の破滅を描いた「ガルシアの首」が好きです。撃ち合いでスローになる演出はやっぱり後のジョン・ウー監督にやっぱり影響を与えているのかな~などと思いながら、
本日、ここまで。
MEUピストルの中と外をカスタマイズ!
はい、どうも。今回ショップでパックマイヤーのダイヤモンドプロという商品に一目惚れ。¥5.000で購入しました。そして手を加えないつもりだったMEUピストルにつける事にしました。
外装を変えるならいっそ中も、ってなことでデルタハンマーがあまり好きでなかったのでamazonで見つけたスチールハンマー&パーツセットを購入。
サードパーティーのスチール材のCNCマシンで削り出したハンマーはやはり中々の値段。これはSVやSTIに使われるスクエアホールハンマーに似ているので半ば一目惚れの購入に近かったですね。本当はオーバルホールのハンマーが欲しかったのですがいい意味で妥協。
パーツ一覧。純正は亜鉛なので強度に多少の不安があったりするのでスチールなら強度面で大丈夫ではないかなと思いながらサクサクと組込み。
そして再度組み上げてこうなりました。
ハーフコック状態です。
反対側。本来はこちらに刻印は無くのっぺりとしているのですがこれはショップカスタムでSFAの刻印が入っています。
そしていよいよ作動と思ったら…スライドが入らない!動かない!取りあえず引っかかる原因と思われるディスコネクターとバルブノッカーロックを磨いて、組んではバラしのくり返しが今はまだ続いています。どうしようかなぁ…
本日、ここまで。
SAAのトリガー交換のつもりが...
今日はやっと届いたハートフォードのSAAのトリガー交換。
これを新品と交換します。
右が新品。今回ブルーイングはしません。
ベースピンSPが真っ赤に錆びてました...発火の影響でしょうか。とりあえずシリコンオイルを吹いて様子見です。
まさかのフレームにも錆が...後が面倒なので研磨パッドで磨きます。
反対側も錆びていたとは...よもやよもや、持ち主として不甲斐なし。
錆を落としたらブルーイングをします。使うのはスーパーブルーです。
ブルー液を弾くようになったらシリコンオイルでコーティングします。
三十分ほど放置して余分なオイルを拭き取ればブルーイングは終了です。
こちらは反対側。
各所にオイルを吹いて組み上げ。作動チェックするとやはりすぐハンマーが落ちる原因はトリガーの摩耗かな?
全体にも少しオイルを吹いたウェスで全体を磨いて終了です。トリガー交換だけ済むと思ったらそうは入谷の鬼子母神。それにしてもこのSAA、何度ブルーイングの実験台にしたか...本当にごめんよ。
本日、ここまで。
V.I.P.を可能な限り接待してみた・後編
はい、完成しました。布で軽く磨き、コンパウンドでもう一度。シリコンオイルを塗ってスライドは完成です。
メタルブルーコートの色合いはブルースチールより鉄の雰囲気が強い感じです。前後サイトは塗っていません。
グリップセフティはキャンセルしています。ハイキャパ系のメインスプリングハウジングは樹脂なので加工が容易。2.8ミリのドリルでグリップセフティが当たる部分に穴をあけてねじ山を切り、そこにイモネジをねじ込み完成。ちなみにウエスタンアームズはグリップセフティにロールピンを打ち込んでいます。
サイトレティアス。バレルの「STI 45 ACP」の刻印がなんだか半端なので後でグレーのクレヨンか何かで埋めようかな。STIは社名を変えてしまったので、もしかしたらもうKSCからSTIのモデルは出ることが無いかもしれないですね。現行の製品も(刻印無しとはいえ)他社から出ている現状です、旧作をどうにかリメイクして出してほしいと願うところ。
本日、ここまで。
V.I.P.を可能な限り接待してみた・前編
塗料使いきりシリーズ、続いてメタルブルーコートを使いきります。
今回はKSCのSTIシリーズ、「V.I.P. EXHAUST」のスライドを塗っていきます。
3.9インチとコマンダーとオフィサーズの中間のサイズ。今流行りの穴が空いているタイプのスライドです。
スライド正面、複雑な面取りがされているなんて色を塗って初めて解りました。
こちらガンスミスバトンのミリガバ。こちらも正面が面取りされていて、第二次世界大戦中レザーホルスターの中でコッキングして中がすぐボロボロになるので面取りされたとタニコバさんのコラムにありました。メーカーは違ってもガバメント同士、繋がりを感じます。
STIシリーズの泣き所はホールドオープンを繰り返すうちにスライドの受けが膨らんでしまうこと。ならばスライドストップをキャンセルすればよいと思いマガジンフォロワーを削りました。
マガジンに入れるとこういう感じ。削って地肌が出たところはブルーイングしました。明日はスライドの磨きとホールドオープンのキャンセルの確認。さて、どうなりますか...
トルーパー進捗3・やっと完成
はい、やっと完成しました。サイドプレート、シリンダー一式、グリップを組む直前の一枚。
その前に塗装後は表面がざらついてそのまま組んでも動きがおそらく渋くなるので全体を磨いています。工程としては、
①不織布で磨く
あまりガシガシ磨くとエッジが丸まったりするのでその点に注意。
②コンパウンドで磨く
おそらく一般的にはピカールを使う方が多いと思うのですが私はハセガワから出ているセラミックコンパウンドを使っています。ピカールはとろみがあるので刻印や隙間にに入ると中々取れない事があり、こっちは液体なので幾分か拭いやすいです。しかし量のわりにお値段が少々...
https://www.amazon.co.jp/dp/B0006O8GOC/ref=cm_sw_r_cp_apa_glt_i_PRR5BW0FQD1X2W88G1GP
③シリコンオイルを塗り込む
あとは字面の通りです。ひたすら塗り込んでいくと次第にオイルが染み込まなくなるので、そこまで来たら少し時間を置いてもう一度乾拭きで終了。
そして完成。フレームとシリンダーとクレーンの色の統一感が出来てないなあ...まあ残った中身をを絞り出すように塗ったので仕方ないかな。念のため、クレーンのシリンダーとフレームに入る軸も入念に磨いています。回転がやはりリボルバーの要ですので。
本来ならばブルーイングしたトリガーとハンマーにトップコートなりキャロムショットから出ているジルコニアクリスタルなりを吹いて表面をコーティングするべきなんでしょうけどね。そのままです。
カートを入れて。やっぱりこうすると絵になると言いますか、絶景です。時間をかけてやっと完成できました、手をかけて作り上げると思い入れもまた違いますね。次は何をやろうかな。
本日、ここまで。